フッ素塗布
フッ素塗布の効果
フッ素には以下のような効果があります。
- 歯質を強化し、虫歯になりにくくする。
- 虫歯になりかけた部分の再石灰化を促進する。
- 抗菌作用、抗酵素作用により虫歯菌の活動を抑制する。
市販品と歯科医院のフッ素の違い
市販と歯科医院のフッ素は濃度が違います。同じフッ素でも濃度が違うので効果も少し変わってきます。
市販のジェルや歯磨き粉は、フッ素の配合濃度が薬事法で決められた範囲内の低濃度のもが配合されています。一方、歯科医院や市町村の医療機関が使用するフッ素は市販の約10倍程度の濃度のフッ素が多く使用されています。
※市販品と歯科医院・医療機関のフッ素の濃度の違い
市販品(ジェル、歯磨き粉)フッ素の濃度 | 500~1,000ppm |
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歯科医院、医療機関のフッ素の濃度 | 9,000~123,000ppm |
虫歯が心配な場合は、市販の歯磨き粉を上手に利用しながら、3ヶ月~半年程度の間隔で、歯科医院での定期検診とフッ素塗布を行うようにすることをオススメします。
フッ素塗布をしても虫歯にならないとは限らない
虫歯予防に非常に効果的なフッ素塗布ですが、その効果は万能ではありません。それはなんでしょう?
- 虫歯になりやすい生活習慣している。
- 正しいブラッシングがしっかりできていない。
- 歯科医院で定期検診を受診しない。
これらの事が1つでもかけてしまうとフッ素の効果は半減してしまいます。虫歯にならないためには、虫歯になりにくい正しい生活習慣に改善すること、正しいブラッシングの方法を歯医者さんでならうこと、定期検診をしっかり受けることで虫歯を予防につながります。