お子さんの歯科治療
子供達の歯を守るためにご協力してください
子供たちの心や身体は、休むことなく成長しています。そこで、虫歯や悪い噛み合わせ、歯の交換の異常など正しい成長を妨げる色々な原因を早くみつけ、取り除いて、正しい成長へ導いてあげることが必要です。その第1歩として、私たちとお子様がよりよい関係を作れるように、保護者様もご協力を宜しくお願いします。
子供の虫歯予防は誰がするの?
- 子供が自分で行うの?
- 家族が予防するの?
- 歯医者さんが予防するの?
上の項目は、どれも単独では正解ではありません。子供の虫歯予防は家庭と歯科医が協力してはじめて成し遂げられるのです。また、それぞれの信頼関係がなければ効果をあげることはできません。
虫歯を予防する3つの基本
3度の食事を中心に、おやつの回数は1日1回を目標にしましょう。甘い物に限らずどのような食べ物や飲み物でも、回数が多くなったりダラダラといつまでも飲食したりしないように注意しましょう。また、1回に与える量を少なくすると、満足感が少なくかえって飲食回数も増え、虫歯が増える原因となるので、注意が必要です。
普段の食生活でバランスのよい栄養食を規則的にとり、歯質のよい強い歯をつくりましょう。また、年齢に応じたフッ化物の応用でむし歯になりにくい歯にします。
歯ブラシによる正しいブラッシングとデンタルフロスを使ったフロッシングでむし歯菌のかたまりであるプラーク(歯垢)を取り除きます。歯科医院で定期検診を受けることも大切です。
フッ素塗布すれば、虫歯になりにくくなるの?
フッ素には、歯を丈夫にして、むし歯になりにくくする作用があります。
フッ素を歯に塗る方法は歯科医院で行ってもらいます。フッ素入りの歯磨き剤の使用やフッ素の入った液によるブクブクうがいは、うがいができるようになったら始められます。
楽しく歯磨きさせるには?
歯磨きを習慣付けることは大切ですが、そのためには歯磨きを嫌いにしないための工夫が必要です。大人が仕上げ磨きをするときは、短時間で終わらせましょう。まず、口の中をよく見てみがいてください。また、眠い時間を避けるなど、生活のリズムの中に上手に取り入れて、歌に合わせるなど楽しい雰囲気の中で行います。全部磨けなければ、そのときは前歯だけにするなど、きげんをみながらに磨いてあげましょう。終わったあとに、しっかり抱きしめて褒めてあげるなどのフォローも大切です。大人が歯を磨く習慣をきちんともっていて、お手本となることも大切です。